株式会社GOTO

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なんとかなるさ、って思うこと。

K.H.

#事務 #資材 #主任

#1991年入社

どんなお仕事をされているか教えてください。

営業からの依頼や、設計から出てきた図面をもとに、必要な購入品の見積依頼や発注、受け入れ検査や納期管理など、購入品まわりの資材調達全般を担当しています。事務所にいる時は、発注業務や見積依頼の作業が主ですね。事務所には配送業者や商社の方がほぼ毎日来社されるので、その対応もあります。案件の予算や納期が厳しければ、価格や納期の交渉も担います。工場へも出入りが多く、受け入れた物品を検品したり、案件ごとに振り分けて適切な場所に運んだりします。ポジションでいえば、社内のみんなと一番交流がある部署かもしれません。営業も頼みに来るし、設計も納期を確認しに来たり、自分も逆に仕様を確認にいったりしますし。現場の組立からも、モノがいつ入るかとか、どこに在庫があるかといったことを聞かれますからね。

社内はどのような雰囲気ですか。

自分が困っている時は助けてくれるし、誰かが困っている時は、自分が助ける。部署の垣根を越えて助け合うことができるのが、うちの強みです。担当業務がら、「出世争いで派閥間の対立が社内にある」みたいな他所の話を聞く時もあります。でも、この会社に勤めて30年以上になりますが、自分が知る限りそんなことは今まで一度もない。ウチには、そういう派閥みたいなものが無いですね。その代わり、なんでも話したり、相談しやすい。アットホームというか風通しがいいと感じるし、それはこの会社の伝統というか、自慢できるところだと思います。

交渉の仕事と聞くと難しそうに感じますが、取り組む上で意識されていることはありますか。

特に交渉の場面では、納期や価格について厳しい要望を伝えないといけない場面がどうしてもあります。まず自分の頭にあるのは、「会社のために」ということ。納期や価格の話も、ウチの設計や組立が困っているから、彼らのために自分が悪者になったとしてもと、ある意味覚悟して臨んでいる所はあります。こういう人との関係や駆け引きみたいなことは、やっぱり難しいので、最初は小さなことでも悩むことが多かったんですが、「この道のプロで自分は飯を食っていくんだ。それしか自分は人に勝てねぇ。」と、ある時に吹っ切れてからは楽になりました。

仕事を続けていく上で、意識されていることはなんですか。

「まぁ、いいか。なんとかなるさ。」って言葉が自分は好きで。結局、人間て心だと思うんですよ。同じ物事が起こっても、心のありようで捉え方が全然変わる。小さいことを大きく悩む人もいれば、そんなに気にしない人もいる。人を相手にする仕事は特に難しいからかもなのですけど、昔の自分は細かく考えすぎていたなと思います。責任感がすごかったというか、全部自分ひとりでやらなきゃって。でも会社は自分一人だけじゃないから、色々大変なことがあってもなんとかなっていくし、一つの案件に対しては終わりというか必ず区切りがあるじゃないですか。そこが見えてくる頃になると、「あの時の交渉は大変だったけど、なんとかなってよかったな」って思えますし、そう思えた日の飯は最高にうまいですね笑
もう一つ、なんとかなったというか、自分でもびっくりなのは、正直この会社で30年以上も長く働くとは入社当時は思っていなかったんですよね。住んでいる所から近くて、給料にも不満はなかったので、2~3年ここで続けばいいかなとすごく軽い気持ちでした。野望とかやりたいことみたいなことも特に無かったんですが、結局は入社してからの人とのつながりや、先ほど話した、やっていく中で見出した仕事のやりがいやプロ意識みたいなものが、いつの間にか仕事を長く続けられる原動力になっていたのかなという気がしています。「継続は力なり」じゃないですけど、続けていると人生は案外なんとかなるものなんですよね。

これから先、一緒に働く仲間に向けて何かアドバイスがあれば、お願いします。

交渉事というのは、どうしてもその場ごとのケースバイケースになってしまうので、なにか万能なマニュアルがあるということは残念ながらなくて。お互い台本があって喋る訳でもないですから、相手が何を言うかは分からないし、それに自分がどう返すかを全部想定することはできないので。ぶっちゃけ、自分が資材に配属された時にもそういう交渉事を教えられた経験は無くて、仕事の中で今の自分のやり方を構築してきたところが大きいです。もちろん、分からないことはジャンジャン聞いてもらえばいつでも教えますが、今言えることがあるとすれば、「最初は失敗したっていいじゃん」って気持ちでいることだと思います。仮にそれで損の物件が出ても、その経験を次に活かせばいいだけですし、自分がちゃんとその姿は見ていますし、責任は自分が取るから安心して思いっきりやってみろ!と思っています。仕事を始めてすぐはどんなことでも、ビビっちゃうことはあるかと思いますが、最初は勢いです。自分の仕事も見てもらいながらそれを吸収し経験や失敗を積み重ねながら、自分だけの仕事のやり方に変えてけ!って想いで支えていきます。

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